この間、探してた漫画は
先生の白い嘘
だったのだけれど、
結局無くて、
吉田秋生さんの漫画を大人買い。
吉祥天女
だけ、読了。
転校してきた美人の高校生の話なのだが、
最初は、学園ものなのか?と思いきや、次第に人がばんばん死ぬ 予想もつかない展開に…。
偶然にも、読みたかった先生の白い嘘
も、男女の不平等について描かれた作品なのだが、
これも、すごく、男と女とは?ということを考えされられた。
男と女、完全な平等は起こりえないと私は思うのだけれど
だって、違う生き物だと思うし。種としては同じだけどさ。
だから、どちらの性であってももちろんそれぞれ大変だしね。
女であることをハンデに思う場面もいままで自分でもたくさんあったと感じるし、今回みたいな融資についてもちょっと思ったし…。
不平等ではあるけれど、お互い理解しようと努めることは出来る。…と、思いたい。
が、そう思っちゃいない人も多いのが現状なのかなー。
女とはこうあるべき。男とはこうあるべき。
うまくひょうげんできない。もやもやもや。
小夜子のセリフで、
男の「防御(ディフェンス)」と
女の「防御(ディフェンス)」はちがうのよ 涼くん
それから
「攻撃(オフェンス)」もね
というのが印象深かった。
その言葉通り、彼女は自分の女性性をフルに使って復讐していくのだ。
そこまでやろうとは思わないけど、
でも、自分の感情を突き詰めると、そこまで激しいものになるんだろうな。
人の心にひそむ闇。
いつもながら、心をどこかひっかかれるような読後感。
あー、面白かった。
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