ここ 2、3日、急に気持ちの落ち込みがあり、
もし私がスターウォーズの登場人物なら
まちがいなく即座にダースベイダーの傘下になっているだろうし、
ネバーエンディングストーリーなら
あっというまに虚無に呑み込まれているだろう。
それくらいの暗黒さ加減だ。
そんな暗黒なときにどうするか?
私の場合は本みたいだ。
ちなみに、同じくここ数日暗黒だったという末っ子に何をしたか聞いたら、
ともだちに電話で泣きついたという。
わたしには全く考えつかない選択肢だ。
きょうだいでも反応は人それぞれである。
さて、わたしが読んだのは
母が亡くなってからずっと探してたけど見つからなかった
よしもとばななの日記シリーズの一冊。
やっと見つけたのだ。
お父さんが亡くなり、乳がんで闘病していた友人が亡くなり、お母さんも亡くなってしまった時の日記だ。
いつもこの日記シリーズを母と楽しみに読んでいたのだが、
読んだ後 母に貸すのをすごく悩んだ覚えがある。
もうがんが発覚していた後だったし…。
でも、悲しいけど、立ち直っていく過程というか、考え方がやっぱりすごく好きだし いいと思ったので 貸した。
そんな事をおもいだしながら、読んだ。
同じく、よしもとばななの
Q 健康って?
これは、多分 私はまさか母ががんだと思わずに 無邪気に母に渡した気がする。
前半は、健康に関わる人とよしもとばななのインタビュー
後半は、お友達の 乳がんで闘病している るなさんの闘病記
闘病記がすさまじすぎて、パワフルで、本当このひとすごいね!と言いながら読んだ覚えがある。
でも、そのときまだ診察は受けてなかったけど 多分もう自覚症状はあったはずなのだ。母は。
一体どういうきもちでよんだのだろう?
その数ヶ月後に、母からがんの事を聞かされて、そのあとしばらくはこの本のことも忘れてたし、つらくて読めなかったけど、去年の始めくらいに読み返した。
最初に読んだときより、前半のインタビューが面白く感じて、その時は母もまだ気力があったから、ホメオパシーやりたいね。とかいろんな話をした。
また今回読んでみて、闘病記がよりいっそうすごいなと思った。
あと、わたしのこれからの暗黒読書リストに
スティーブン・キングの
ペットセメタリーがある。
朝、不意に思いついて、すごく今読みたいのだ。
今のわたしにぴったりな気がしてならない…。
今ならあのお父さんの気持ちがすごくリアリティをもって感じられるはず。
ということで、ブックオフにいったら
無かったんだけど、
うしろで作業してる若い男の子ふたりの会話がきになってしょうがなかった。
なんか深い霧に街が覆われて、霧の向こうに何ががいて、ホラーで、
ラストシーンでたしか息子が霧の中に行っちゃって殺されて…
それ、キングの本だよな。タイトル忘れたけど。と思いつつ、一回りしてまたそこに来たら今度は
森の中に死体を探しにみんなで行って…
24のジャックバウアーも出てて、
あのひとなんていうんだっけ?たしか変な名前なんだけど。
絶対これはスタンドバイミーの話だ!と思いつつも、出てるひとの例が、リバーフェニックスじゃなくてジャックバウアーなのが世代の差をかんじるわ。
などと思いながら出てきた。
キングの本を探してたら、店員がキングの話をしているなんて そんなこともあるのね。しかもふたりともうろおぼえで。
わたしもうろ覚えだけどもさ。
ペットセメタリー、読みたいなあ。
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