ほんとーに、
なんとなく、
ドゥーダダンシンをよみかえした。
仕事場に槇村さとる好きがいたので、持って行ったものの、私はその時読む気がしなくて放置してたのだ。
すっかり内容も忘れてたし、ベネツィア国際編は、リアルタイムで母が買ってたから、私はほぼ読んでなかった。
その頃は、ダンスものより、リアルクローズが面白く感じていたのだ。槇村さとるだったら。アパレルのお仕事ものだ。
で、読み返してみたら…
あらあらあら。こんな話だっけ?
自分がコンクールで踊っている時に母を交通事故で亡くして、そこから復帰できてないまま大人になってしまったバレリーナの話…。
母の死。というところをすっぽり忘れてた私はそこでまず泣き。
母の死をなんとか乗り越えた主人公が親しくなったダンサー友達、ヨウコさんが、実は乳がん、しかも大事な舞台前に再発…。
なんとしてでも踊りたい!命を懸けてでも踊り抜く!!
みたいな所が母と物凄くダブってさらに号泣…。
ヨウコさんのセリフが母の想いに思えてならない。
槇村さとるのダンスものとか、スケートものをこよなく愛した母。
なかでもこれを特に気に入ってたのか、連載時はよく
待ちきれないから立ち読みしてきたのよ~と言っていた。
すっかり、
すっぽり、
あらすじを忘れていた私。
吉本ばななの アムリタが、私は大好きなんだけど、
その中で、
妹が自殺して、
その彼が
すっかり内容を忘れて、主人公にあの本読みたいから貸して。と言う。
その本に出てくる人物像が、あまりにも自殺した妹に似てるので、貸すのをためらうシーンがある。
それみたいに、わたしも無意識で泣きたくて選び取ったのだろうか?
そんなことしなくてもいっぱい泣いてるのにね。
ひとってふしぎだ。
コメント