私は四姉妹だ。
なので、ひとりっ子ではちっともないけれど、
次女と歳が離れているため、6歳まではひとりっ子を満喫していた。
いまでこそ、兄弟が多くてよかったなぁと心から思うが、 まだ小さいうちは いたずらされて殺意をいだくこともしばしばあった。
漫画をぬり絵化されたりね。食べられたりするとね。
母の容体が悪化して、
とりあえずその夜は私と三女で交代で母のそばにいた。
次の日はちちがひとりでみてくれるはずだったが、
寝てないはずの私だが 帰っても全く眠れず、しょうがないので 相方といろいろ話をして やっと気分がはれてきたころ、
血圧が下がってるとのことで すぐ病院へ向かった。
ついたときには、わりと落ち着いていたみたいでホッとした。
父と今後の話をしたりしながら、ふたりで母のそばにいたが どうにも眠くなってきたので、脇の簡易ベッドで寝かせてもらうことにした。
ちょっと寝て、ねぼけたあたまで脇を見ると、
ちちとははがいて、
ちちがずっとははのてをにぎっていて、
全然安心できるような状況ではないのだけれど、
わたしはなんだかすごくあんしんしたのだ。
まだひとりっ子のとき、 3人で並んで寝てて、夜中にふと目が覚めたけど、
隣にふたりがいることで安心してまた寝たときみたいに。
とっても贅沢なよるだった。
その日は無事に朝を迎えることができた。
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