実家で、りんごが大量に余っていたので、
甘く煮て、春巻きの皮にくるんで、アップルパイもどきをつくった。
みためは完全に春巻き。
出来たてを、ぼうっとすわっていた祖母の前に出した。
ピロシキかい?
どうみてもピロシキじゃあないだろう…。と思いつつも、
中身はりんごだよ。
と大声で返した。
祖母は耳がとおいのだ。
ピロシキと春巻きの相似性について想いを馳せつつ、
すわっていっしょにたべた。
そこにやってきた父にも、
りんごのピロシキ美味しいよ。
と彼女はすすめていた。
やっと父が、
それはピロシキじゃない、春巻きだ!と突っ込んだけれど、
かのじょはきょとん。とふしぎそうにしていた。
ひとののうみそってふしぎだなあ。
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