小さい頃から、
私はハマるとそればかりになる子だった。
本を読むのはもともと好きだったけど、
小4か小5の時に、スティーブン・キングにのめり込んだ。
怖い映画とか、映像はこわくていやだけど、小説の中ならどんなにこわくても大丈夫だった。
いまでも、シャイニングは、2年にいっぺんくらいは読み返してる気がする。
怖いんだけど、いい話なのだ。
そして、
たぶん、
あれ を読んだのは、六年生だったかな。
IT スティーブン・キング
いま持ってる文庫じゃなくって、ハードカバーの巨大な2冊。
1ページの中も二段に分かれているくらい文字数が多い。
超長編。
図書館に新しく入ってきたそれを、
友達と競うようにして読んだ。
ランドセルにそのクソ重い本を入れて、休み時間になるとひたすら読んだ。
登場人物が、自分と歳が近い子供だというのも良かった。
だいぶ、大人のことも分かってきたけど、まだ子供…。性の目覚めみたいな描写とか、すごくリアルに思えた。
さて、物語は10歳の子供の時に、みんなでIT(あれ)と戦って、
そして、27年経ち、再びITが目覚め、皆と再会し、戦いが始まる…。
その様子が、回想シーンと現在と、時間軸が混在して描かれている。
27年前ではないけど、私も22年ぶりくらいに読む。
あの時とは違う。
キング特有の固有名詞が出てくる表現も、あのときは何のことやらさっぱりだったことが、いまならわかる。
イームズのアームチェア とかね。
今度は大人に感情移入して読めるのだろうか?
まだ一巻の途中…。
本を通して自分の成長も感じるのだろうか??
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