昨夜は楽しかった。
ヘアメイクのお仕事で、最近一緒になる、敬愛する70代現役美容師Iさんと、仕事の合間にぺちゃくちゃおしゃべり。
おしゃべりというか、毒吐きというか、
まあ、デトックス??
デトックス女子会だ。
Iさんは、昼間は美容室で、自分のお客さんだけを予約で施術している。自分のお店はもうたたんでしまったそうだ。
私にしてみたら、理想の働き方に思えるし、Iさんも満足しているのだが、
いくつになっても、美容師やってると、いろんなことを言ってくる人はいるもので、
なんで自分の店やらないの?とか、
帽子をかぶって仕事してると、
美容師のくせに帽子かぶるなんて!
とか、
施術、時間かかりすぎなんじゃないの?
とか、いろいろ言われるらしい…。
なんなんだ!!!
現役で働いているだけでかなり素晴らしいことだと私は思うのに、
美容界隈って、ほんと言い方が悪いっていうか、余計な(?!)アドバイスを上から言う人が多いよなあ…。
私からしたら大ベテランである彼女であっても、そういうことを言われるようでは、私みたいなぺーぺーは言わずもがなである。
私も、おんなじよーなこと散々言われてきたし。
だからこそ、一人で働くことが私には合ってるな。って思っての今の生活だ。
美容師の仕事って、
技術者であり、職人のような経験に基づく判断も必要だし、芸術家の要素もあり、
接客業だから、お客様との関係性やコミニュケーション力も大事だし、
オーナーなら、経営センスも必要だし、
新しい提案をする営業力も必要だ。
そして、それぞれすべてのことに、その人自身の哲学というか、いままでの経験からのしっかりとした考えがある。
最善を尽くしてみんな仕事している。
技術ひとつとっても、どんなことを、どんな環境で学んだかで、考え方は様々だ。
宗教みたいなものだ。
仏教みたいに、多神教の考えもあれば、キリスト教みたいに、神はただひとり!っていうこともある。
それぞれ、自由に自分が信じることをすればいいじゃん。それで、合うお客様と幸せに仕事を出来ればさいこうだし、もちろん、出来る限りお客様にも沿わせて、でも、自分の哲学は譲らないギリギリ…で、いい仕事になればいいとおもう。
と私は思うのだが、
考え方を押し付けてくる人の多いこと多いこと…。
古くから徒弟制度の業界だからだろうか???
マッサージ界にも片足、いや、ほぼ両足を突っ込みつつある私。
そして、たまに、チョコ売りなんかの販売業をしている私。
一歩外へでてみたら、
美容業界の特殊さに改めて気づいた。
日本だけっぽいけど…。どうやら。
もちろん、わたしのしらない、すてきな環境のお店もあるだろうし、
これは私がいままでの経験からの感じたことなだけだけど…。
でも、
Iさんとふたりで、はげしくプンスカ怒りながらもたのしく、あつく語り合ったのでした。
薬剤についての考え方も、ほんと人それぞれだしね。
Iさんと、価値観はすごく合うから、こうしてあつく語れるけれど、同じお店で働いたとしたらうまくいくかどうかはまた別だ。
思いやりをもって接して、歩み寄ることはもちろんできるけれど、もしかしたら、決定的になにか哲学がちがうかもしれない。
それくらい、なんだかむずかしい。
まあ、わたしたちが、とってもとっても、アクがつよくて、へんくつすぎる。
っていう、ただ、それだけのことかもしれないけどね。
でも、
うわー!同じようなことを考えてる素敵先輩がいる!!!
っていうことが、わたしにとってはすごく嬉しく、わたしも、じぶんなりのいいお店を作ろう。とおもったのだった。
美容メインじゃなく、マッサージ屋だけども。
今日は、その、素敵先輩Iさんからいただいた、ゴブラン織りのスカート着用♪
きょうもかわいいあたまをつくるぜ。
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