昼間から、なんか留袖のことばかり考えてたので 今日の17ライブは留袖デーにした。
手持ちの留袖に対する、溢れる愛を語る回。
ことの発端は…
今日は結婚式場のお仕事。
わたしは今日はヘアセット担当だったけれど、たまに着付けもするし、
気がつけばもう4〜5年くらい 土日やお式の入ってる平日は式場の列席美容をしている。
列席美容なので、新郎新婦のお母様がメインのお客様。つまり留袖。
レンタルも多いけれど、世代的にまだ、お嫁入りの時に留袖をお仕立てして持ってる方が多いので(超羨ましい!!)
持ち込みの方も結構いらっしゃる。
半分弱くらいかなあ…。
でね、やっぱり、お忘れ物とか、持ってくるもの間違えたりとかはよくあるんですよ。
今日は特にトラブルがあった訳ではないんだけど、
セットしながら ぼんやりと
そっかー。ネットで必要な持ち物調べる方も多いし、そーゆー情報ってどのくらい上がってるものなのかなー?
って思って、検索してみたら、先のTwitterのよーな事態になってたのであります。
とある着付け教室のホームページだったんだけどさ、書いてある事は間違いではないんだけど、使ってる写真がまずい。
書いてあることと全然違う。
そこからぐるぐる留袖について考えてたのだ。
やっぱりね、フォーマルはちゃんとしないとと私は思うのよ。
しかもさ、新郎新婦の母じゃん。親族でも留袖お召しになる方もいるけどさ。
とゆーことは、どちらにせよ、ゲストを迎える立場である訳で、(親族=イエ のものであるという意味で)ある程度ね、ちゃんとしてた方がいいと思うのよ。
また、プロとして、お客さまにアドバイスする上でも、一般的にはこうすることが多いですよ。っていうのはお伝えしなくてはいけないと思う。
きちんとする日があるからこそ、日常での崩しが楽しいのだ。高校生の制服と同じ!
フォーマットがきちんとあるからこそ、遊びの時は(制服なら放課後とかね)遊びがいがあるというもの。
着物に普段興味のない方が、
結婚式くらいは 留袖持ってるし、着てみようかな?
って思って一生懸命調べて準備したのに
当日式場にもってったら、
なんでコレ持ってきたんですか?(そんな言い方しないけどw)とかコレ足らないですね。とかさ、言われたら
着物ってめんどくさいし、難しいなあ。ってなりますよね。
せっかく持ってても、レンタルの方が楽。とか、(それは否定できないけど)
そうなっちゃうのも私は悲しい。
だって、絶対レンタルより、昔のお仕立ての着物の方が柄が素敵なんだもん。
わたしの主観だけど。
キラキララメとか、お花がぶわぁー!っていうのがお好きな方は新しめのものでレンタルの方がいいのかもしれない。
でもね、昔は昔の良さがある。
そんな訳で、マイ留袖コレクション
写真撮ってない母方のおばあちゃんの留袖があと一枚あるので、全部で19着。
完全に頭がおかしい。
全部が全部自分で買ったものではなく、譲り受けたものもあるけど、ほとんどがリサイクルショップで数百円で買ったもの。
裏が紅絹のアンティークもいくつかあります。
何がいいって、生地がいい。
リサイクルだから、正確な年代は分からないけれど、なんとなく柄行とか 素材感から年代が推定できるレベルの変態になりました。
これも、毎週仕事でいろんな方の留袖に触れて培われたんだと思う。笑
ヘアセット担当でも、なるべく準備を手伝って、
触って、
柄を確認してる変態…。
お客様とのお話から、ご自身のものなのか、それともおばあちゃまのものなのか など聞けたら伺って
ふむふむ。ってゆー事は大体昭和何年くらいものかしらね?と勝手に想像して納得してたりします。
つまり、ただの変態です。
本日の配信コーデ
ちょっとというか、かなり適当な着付けだけども。
アンティーク留袖と、襲。昔のものは比翼がないので(っていうか、正式には襲を着るものである)
襲(かさね)っていう薄い綿の入った長襦袢のようなものを文字通り重ねて
着付ける。
ずれないように、昔は綴じ付けたりもしてたみたいよ。
そーだよねえ。
で、より簡単に軽くするために、比翼が登場したのである。
帯も、丸帯をこないだ手に入れたので、初めて締めてみた。
重い…。重すぎる。
丸帯は誰かに締めてもらうものだなあ。やっぱり。自分で着付けるものじゃないよー。
半衿だけあそんでます。あと帽子か。
髪型と格好がバランスおかしかったので(でもそれで配信してたw)
とりあえず手近にあったベレー帽合わせに。
お袖も長くて可愛いのう…。
留袖、やっぱり好きすぎるので、なるべく分かりやすい解説をキモノキイキイの方とYouTubeでやろうと思ってます。
がんばろー。
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